NAGOYA NSC COLLEGE
 
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楢川村ものづくり探訪記
中部事業支部 小宮三辰
 
2003年秋、ようやく涼しくなった9月の27日、真っ青に晴れ上がった青空のもと長野県の楢川村を訪れた。漆のことを勉強しようとJIDの仲間12人である。楢川村村長の田中さんや漆の振興に励んでいる安藤さん荻村さんに漆のことや漆蚕業の現状の説明を受け、熱の入った質疑応答が交わされ、なんとなく漆の様子が理解されたのではの状態。中仙道のほぼ中央の奈良井の宿をもつ楢川村は村民4000人、うち200人が漆産業に関わっている。漆の伝統工芸士が70人おられ、ほとんど古くから漆一色と想像できる。村の小学校では給食に漆の食器を使っているそうだ。小さい時から漆に自然に親しんで、馴染んで、なんと素晴らしいことか。漆食器は自動洗浄に十耐え得るそうだ、これも素晴らしいことだ。漆の塗師の工程や沈金・蒔絵の技法の見学など盛り沢山な学習に加え漆工芸館の視察、漆の振興センターでの懇談など盛り沢山のスケジュールを精力的にこなし、ヘトヘト、クタクタ、頭の中は漆でいっぱい。でもそのほかに木曾の地酒ーかけはし、奈良井の宿の蕎麦、楢川村の青緑深き山々の自然と満喫するもののいかに多きか。収穫。収穫。大収穫。
 

楢川村役場にて
田中 今朝春村長を表敬訪問

秋晴れの奈良井宿


沈金工房で技術指導を受ける