NAGOYA NSC COLLEGE

←前へ ↑一覧へ 次へ→

速報!! JID中部学生賞 名古屋造形大学 2013'   2013/02/27
学校法人同朋学園 名古屋造形大学 建築デザインコース 弘光 孝行さん
作品タイトル 「個の集い」 
コンセプト 近代ネットワーク社会が進んでいく中で人々のネット依存が深刻化していき、全ての事をネットで済ます人が急増してきている。便利な世の中になった反面、リアルの人とのコミュニケーション能力の低下や、一個人としての存在意義というものが薄れていっている人が増えている事も現実だ。今回設計する集合住宅の現状も、隣人同士でも挨拶程度しか会話をする事がなく、入居者もそれを疑問に思う事もなくまるでそれが当たり前のように過ごしているひとが大半だ。それは現在のネット依存によるものだけではなく、現在の集合住宅に隣人同士のコミュニケーションをとるスペースが少ない事も、原因の一つだと考えた。そこで今回集合住宅を設計するにあたって目を付けたのがソーシャルアパートメントだ。ソーシャルアパートメントとはシェアハウスのようにシェアの空間があり、なおかつ自分の部屋が配備されているので、シェアの空間で他の入居者とコミュニケーションがとれ、部屋に戻れば自分の時間や空間などもしっかり確保できるようになっている。それを内観コンセプトの一つとする。外観のコンセプトは人々が薄れてきつつある、個と言うものを一つのキューブに見立て、その個に見立てたキューブを積んでいく事により、人々が集まり触れ合っているのを表現し、それをねじる事により、そこで生まれる人間関係というものを表現した。このキューブは縦にも横にも三等分し、真ん中を通路に、左右を個人の部屋とする。そしてそれを均等に隙間を空けて並べる事により、真ん中の一つの動線が生まれる。そしてこの隙間の中にシェアの空間をもうけることにより人々は自分の部屋に帰る時に、必ずシェアの空間を通らなければならなくする。そしてシェアの空間はなるべく壁などで遮断せずむき出しにする事により入居者に気軽に利用してもらうのと、例えばリビングを利用している人の、話し声などの音、共同キッチンで作った物を食べる匂い、それを自分の部屋に戻る前に実際に見る。こうしてひとの五感に訴えかける事により、自然と入居者同士のコミュニケーションを誘発させる事を狙った。八事日赤という大学や商業施設が多く並んでいる場所を敷地に選び、学生や社会人などの単身者に多く利用してもらう事により、個が集い実際にコミュニケーションをとってもらえ、もう一度自分という物を再確認してもらえるような建築学会を目指した。